001 ニセコ 羊蹄を望む家・L邸

L邸・ニセコ 羊蹄を望む家

圧倒する羊蹄山を前に日々山を眺めて暮らす。思いのライフスタイルを実現すべく東京より移住したご夫婦が、ニセコライフを送るための家です。

DATA

竣工/2018年6月
所在地/ニセコ町近藤
工事内容/新築
構造規模/木造2階建て・軸組+2x6のハイブリット
建築面積/153.0㎡

薪ストーブはバーモントキャスティングス。背面は、施主様の要望で石積みに変更。石をいろいろ探して、やはり現物見て決めたいということで。登別にある採石場から出る凝灰岩を見に行って建築側、施主様の双方が納得して決めたもの

幅1.8m×高さ2.5m のFIXガラス3面のカーテンウォール。圧倒する羊蹄山に、初めて来た人は感動してしまう

2階南西側からの見通し。外壁側2.7mの高さから5/10の勾配で、屋根なりの天井は最高部分の高さが4.25m。軸は金物工法で結合している。一般部テックワン、カーテンウォール部分はラーメン構造のホームコネクター

北東側にはロフトがある。下に浴室側へ動線があり、グランドピアノ側への圧迫感を無くすため、ロフトへの昇降は片持ちの階段に

南西側のストーブ、キッチンからも外部への目線が広がり外の緑と羊蹄を眺めての作業ができる。最初はこの方向を真南に向けようと考えていたが、長手を羊蹄の真正面に向けるということになり、この方向は南から30度位西へ振れている

玄関よりホールが土間で続いている。床は砂利洗い出し。左側は小上がりになっているゲスト用の8帖の和室。 右側はプライベート部で、寝室、クローゼット、洗面、UT、シャワールーム、トイレなどの必要機能が計画されている。1階は全て床暖房で温水パイプが埋設されている

基本的な和室として、押入れ、床の間等、作法通りにつくられている。ゲストに外国人の方が多いので、和のおもてなしをする空間として設えられた。壁は珪藻土の塗り壁に藁を入れたもの

浴室も2階に配置してあり、窓からはアンヌプリが望める

毎年の作業になる薪づくり。エンジン式の薪割り機を使って、凄い勢いで作業が進む。 薪づくりもここでの生活の一部であって楽しみになることを願う

カーポートつながりの薪小屋。通常の薪小屋の2倍くらいの薪を置いておくことができる。薪を積んだ断面がいい意匠になっている